社長ブログ〜積小為大〜
創立7周年を迎えて
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
7月に入りました。
7月1日は当社の創立記念日です。
今般、創立7周年を迎えることができました。
経営環境が劇的に変化するこのご時世において、こうして当社が7周年を迎えられたのは本当にステークホルダー皆様の支えの賜物です。
ご縁を頂いているお客様
事業推進のために協力いただいている取引先の皆様
日々頑張ってくれている社員とご家族の皆様
にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
私自身が今年40歳になることもあるかもしれませんが、とにかくこの7年間はあっという間で、創業したのがつい最近のような感覚を覚えます。
独立のために貯金と保有収益不動産売却によって2000万円を確保し、私一人で事業を開始しました。
最初のオフィスは大阪駅前第一ビルで10坪、賃料15万円でした。
資金力が無く、かつ信用も無いため、とにかく頭と身体に汗をかき、当社のことを認知いただける方法を考え実行してきました。
そして、今でも変わりませんが、当たり前のことを当たり前に行い、顧客ファーストの誠実な経営を創業時から行ってきました。
宅建免許が下りてからすぐに物件のご提案させて頂いた方から即日買付申込書を頂き、ちょっと安心したことを最近のことのように思い出します。
※このお客様とはその後も物件購入や売却、賃貸管理で今でもお取引させて頂いております。
不動産投資ブームでもあったことから、たくさんのお客様が当社にお越しいただきながらも、当社では顧客を不幸にするような物件は販売しないと決めていたため、提供できる物件数も多くはなく、同時期には某地方銀行の三為スキームが業界内ではスタンダードになっていたので、業容の伸びは同業他社より遅かったと思います。
(当時は京阪神エリア限定で事業を展開していたので物件数も限られていました)
しかし今となっては、そういったブームに乗った会社はすべてなくなりました。
堅実にお客様の利益になる仕事を追求し、年輪を重ねるがごとく毎期少しでも成長していくスタイルが正しいのだと思っています。
最近は年輪経営という言葉がお気に入りです。
伊那食品工業の塚越寛会長の考えで、急激な成長を目指すのではなく、毎年少しでも会社がより良くなっていることを志向する経営の考え方です。
顧客を幸せにするのはもちろんのこと、取引先、そして社員の幸せを追求していく経営でもあります。
IPOを辞めたのは四半期ごとの数字に追われ、会社が存在する目的・経営理念を見失いそうというのもあります。
売買仲介・賃貸管理から始めた当社は、その後、中古1棟リノベーション物件の開発提供、土地付き新築1棟木造アパートの開発提供、土地活用事業(建築請負)、土地付き新築1棟RC造マンションの開発提供、不動産小口化・証券化事業など多方面に展開するまでになりました。
キーワードを、収益不動産・資産運用、ということを一切ぶれずに周辺領域に挑戦し事業化してきました。
今でも資産運用という軸で複数の新規事業を走らせています。もう少しで事業化し公表できますのでご期待ください。
この1年間は、上場申請期に突入してからIPOするかしないかの経営判断やコロナショックなど、劇的な一年でしたが、ある意味でもう一度当社が目指す大和財託の在り方、私の生き方を再考する良い機会になりました。
私としては、当社を収益不動産・建築系で日本一の会社にしたいと考えています。
ここでいう日本一とは、売上や利益という尺度ではなく、顧客の満足度や社会への影響力などを指します。
今でも他社比較で顧客満足度は高いと思っていますが、現状に満足せずより良いサービスを提供することを追求していきます。
また、社会への影響力を考えると、一人でも多くの方が当社とご縁を頂けるようにならないといけないため、結果として事業規模の拡大をしていくということになります。
ただしこれは、目的ではなく手段となります。
会社を起業してから8年目の向こう1年は、数年前から仕込んできた色んな事が花開く時期となります。
一人でも多くの方の経済的な悩みを解決し、当社に関わる全ての人々の幸せを実現できる会社を人生をかけて追及していきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
本日は以上です。
大和財託株式会社
藤原 正明
藤原個人のTwitterを始めました。
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@fujiwaramasaaki