社長ブログ〜積小為大〜
筋を通して融資を引く!
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
この数日書いている管理については、本日お休みです。
今日の出来事を書きます。
本日は大阪市内の金融機関に訪問してまいりました。
現在進めている売買案件の融資について、最終の詰めを行うのが第一の目的でしたが、最近の融資姿勢についてもヒアリングしてきました。
この金融機関は、法定耐用年数に関係なく融資をしてくれることで知られていますが、担保評価が厳しめで出てくることが多く、表上言われているより、実際に融資実行まで至った方はそれほど多くないのが私の印象です。
ただ、表上の融資基準が緩いことから、この金融機関は一部の投資家の間では有名らしく、個人からの融資持ち込み案件が最近は多いそうです。
個人投資家の方々に対し、その金融機関の担当者は少し怒っているような感じでした。
それは筋が通っていないということについてです。
例を出しますとこんな感じです。
●個人投資家Aさん:買付1番手で確実に買えるんやけど、決済までの時間がないねん。明後日までに本承認おろしてね。
■金融機関担当者:かしこまりました。支店稟議にかけると同時に、本部にもまわして同時に進めていきます。
2日後…
■金融機関担当者:支店稟議はおりて、あとは本部の本承認を待つだけです!やりました!
●個人投資家Aさん:あ、すまん、あれ流れてしまったんやわ。買付2番手の人が現金で買うゆうてんねん。また頼むわ!
多少オーバーに描きましたが、このようなケースが非常に多いそうです。
このケースは本部まで動かしてしまったケースです。
金融機関の各担当者も業務ですから、評価算出や事前審査などはやってくれますが、そこにはやはりマナー・筋が通ってないとダメだと思います。
我々不動産業者は、金融機関との繋がりが生命線ということもありますので、相当に気を使っています。
そのようなこともあり、各金融機関も融資案件も個人で持ち込まれるより、ルートのある不動産業者からの案件のほうが、取り組みやすく稟議もおろしやすいと明言されていました。
仮に、審査で何かネックになることがあっても、担当者ベースでは教えてくれますので、業者側も絵をかきやすくなるわけです。
(融資担当者は基本融資をしたいのです。)
まとめると、融資を持ち込む際は、金融機関側の事情をくみ取り、ルートのあるところを通じて持ち込むとギリギリの場合でも融資承認が下りる可能性が高まるということです。
何事も、筋を通して、長期的に関係性を築くことが大切ですね。
本日は以上となります。
大和財託株式会社
藤原 正明