社長ブログ〜積小為大〜
新築物件は儲からない?②
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
昨日、ようやく会社の電話番号とfax番号が決まりました。
本当は「8010」(やまと)を希望していたのですが、既に使われており、希望はかないませんでした。
(当社「大和財託」は「やまとざいたく」と読みます)
結果的に「4104」(良い投資)、「2103」(不動産)となりました。(ベタベタ過ぎてすみません)
電話番号が決まったことで、名刺やHPなどの制作も進んでまいりますので、開業までもう少しといったところです。
さて、先日の記事につき、読者様からご質問をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
先日の記事:新築物件は儲からない?①はこちら
【ご質問】
新築を推奨するオーナーの方々は築後数年で満室のまま売り抜けることでキャピタルゲインを得られるという理屈なのでしょうか?
新築物件は儲からない?①という内容の記事に対してのご質問となります。
僭越ながら、私見に基づく回答としては以下の通りです。
【回答】
新築物件を購入される方の多くは、出口まで見て購入されていないようです。
我々日本人特有の、実需不動産でみられる新築至上主義的な考えが、不動産投資でも見て取れます。
新築後3~4年保有し、満室のまま売却という戦略も取れなくないですが、一部のエリアを除き、現在の日本の不動産市況を鑑みると、新築物件と築5年以下の物件が同じ利回りで取引されることはまずないです。
よほど新築時の物件価格が安い(利回りが高い)場合は、数年で売り抜けるというのも取れるかと思います。
しかし、建設会社・ビルダーも、可能な限り利益をとりますので、どうしても一般の方がギリギリ購入できる利回りで価格設定しますので、格安新築物件はほぼないと言い切れるでしょう。
(仮に出ていたら、業者が即買い・即転売します。)
新築物件を希望される投資家の方で多くみられるのが、プランニングを楽しんでいるということです。
私も建築は大好きで、前職でも、物件の顔(ファサード)や間取りを考えるのはとても興奮していました。
ただ、不動産投資はあくまでも賃貸業という事業です。
ご自身が住みたくなるような家という観点で、プランニングすると、盲目となってしまい、コスト高となり、最終的に投資効率の悪い物件となってしまいます。
土地から仕入れて、自分の考えたプランでアパートが建つのは、とても面白いと思いますが、投資という観点からは絶対やってはいけません。
(※一部の地主の方はその限りではありません。)
ご自身の自宅を建てるときにプランニングを楽しめばよいと思います。
新築物件への投資については、反響が多いため、次回以降もご説明させていただきます。
本日は以上となります。
大和財託株式会社
藤原 正明