6月1日より当社は名古屋支店の営業を開始しました。

場所はJPタワー名古屋となります。

これまで関東・関西で提供してきた収益物件の開発提供・賃貸管理などすべてのサービスを、名古屋を中心に中京圏でも提供し事業展開していきます。

関西から近いということもあり関西の経営リソースをそのまま活用しやすいというメリットがあるため、東京本社の立ち上げ時よりも早期に軌道に乗ると自信を持っています。

これで三大都市圏での事業展開が叶いましたので、まずは各拠点で既存事業と新規事業を伸ばしてまいります。
来年以降、福岡と札幌にも支店展開を見据えてやっていきます。

エリアの展開と、新規事業の展開、そして既存事業の伸長により、最速で売上1,000億円・経常利益100億円超を必ず実現します。

当社が成長することは社会に役立つと信じているからです。

さて本題です。

新しいアパートローンの爆誕！

についてです。

ここ最近の金融機関の収益不動産向け融資は、金利上昇がどうだとか信用収縮がどうだなどと言われていますが、そんな空気感などどこ吹く風か、積極的になっている印象です。

アベノミクス以降の融資ジャブジャブ時代との大きな違いは、「一定の属性を求められる」ということです。

一定以上の属性が求められるようになった、というよりは、以前が異常であり正常に戻る中で金融機関がぎりぎりを攻めてきている、という印象です。

昨年くらいから融資積極化の流れが明らかに来ており、当社にも複数の金融機関から融資条件の案内と案件を振ってほしいというオファーが沢山来ています。

そんな流れをうけて金融機関同士の競争も激しくなっている印象ですが、今回、某金融機関が競合金融機関を意識した新しいパッケージ型アパートローンをリリースしてきました。

関東の金融機関なので、関東圏在住の方で関東圏の物件が対象となります。
特徴的なのは、築年数に応じて金利が変わることです。
築年数が浅いほど物件の利回りは低くなることからこういった商品設計にしたと思われます。

以下、概要となります。

＜Aタイプ＞
築年数　：新築～築10年未満
金利　　：1.8%
期間　　：MAX35年
年収要件：1,000万円以上
金額　　：90％～100%

＜Bタイプ＞
築年数　：築10年～築25年
金利　　：2.3%
期間　　：MAX35年
年収要件：1,000万円以上
金額　　：90％～100%

＜Cタイプ＞
築年数　：26年
金利　　：3％台
期間　　：MAX35年
年収要件：700万円以上
金額　　：100%

＜その他要件＞
・職業　　　：上場企業または準ずる企業の会社員、士業
・金融資産　：総負債額の10%以上、物件購入後でも1,000万円以上
・既存借入　：上記金融資産とのバランス次第であっても可
・事務手数料：1.1%
・団体信用生命保険必須

一定の年収がある会社員の方以上の属性であれば利用できるので、使い勝手は良いのではないかと思います。
個人的には、Bタイプの少しだけ築年数が経過した物件でも、期間35年の融資が可能なので投資対象が大きく広がるのがメリットだと思います。

ちなみに属性が良い方は、例えば新築物件であれば都市銀行・地方銀行のプロパーローンで金利1%以下、高くても金利1.5%程度で期間35年の融資を受けられると思いますので、上記商品をわざわざ利用する必要はなさそうです。
属性が良い方で減価償却を活用した節税スキーム狙いであれば、Cタイプの商品によってキャッシュフローを得ながら節税ができるので利用価値はありそうです。

この2年間で金融機関によっては、収益不動産向け融資を強化し、競合を意識した商品を相次いで打ち出しています。

不動産投資をしたい方にとっては良い環境になっていますので、一定の属性があればこの機会を逃さないほうが良いと思います。
いつ融資が閉まるかわかりませんので。

大和財託株式会社
藤原　正明