社長ブログ〜積小為大〜
不動産投資セミナーの活用法 (主催者の意図を推し量る)
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
当社では6月23日(木)~26日(日)まで社員研修に総勢16名で行ってきます。
※賃貸業者様対応、入居者様対応は通常通り行える体制は構築しています。
今回は、石垣島・宮古島へ行きますが、組織力の向上や一流に触れ、今後の業務に活かすことが目的です。
(仕事ですので社員にはレポートを書いてもらいます)
私も身体の最終仕上げをしている最中です。
(体脂肪率10%とそれなりに仕上がってきました!)
6月は当社の期初ということもあり、前期から持ち越ししていた契約決済案件、新規管理受託案件など立て込んでおりますが、しっかりと滞りなく仕事を行い、社員研修に臨みたいと考えております。
さて、本題です。
「セミナーの活用方法」についてです。
先日、久しぶりにセミナーを行いました。
セミナーといっても、過去に行っていた大規模のモノではなく、当社大会議室で最大8名を定員としたミニセミナーです。
すぐに満席になり、アンケートでも好評を頂くことが出来ました。
今後、8月まで毎月開催予定ですので、ご興味のある方は参加されてみてください。
(次回は7月11日(土)に行います。)
参加はこちら(本セミナーは終了しています)
実は当社は今のところセミナーは積極的に開催しない方針です。
方針というよりは開催することをあまり必要としていません。
そもそも不動産会社が何故無料のセミナーを開催するのか?
それは、購入見込み顧客を集めるのが目的です。
一度に多くの方にお越しいただけて、その日のうちに個別相談とか物件紹介に誘導し、クロージングしやすいからだと思います。
今回、某収益物件ポータルサイトを運営する会社から直々に相談があり、ぜひ当社でセミナーをやってほしいということでした。
最近は新聞やテレビ、きな臭い雑誌などでも不動産投資が特集されるようになっており、ちょっと過熱気味です。
そういった中、セミナー開催も活況を呈しているとのことですが、そのほとんどが新築区分や中古区分のセミナーばかりのようです。
(先日1年半ぶりにその某ポータルサイトのセミナーページを見たところ、大阪府下だけでも月に70件以上のセミナーが登録されており、驚きました。その多くが区分投資や新築1棟です)
ポータルサイト運営会社としては、不動産投資の王道でかつ資産形成がしっかりできやすい中古・1棟収益物件投資の正しい情報を投資家の方々に提供したいという意向のようです。
※もちろん中古・1棟なら何でも良いということはないです。
S銀行で表面利回り9%以下とか、人生破たんします。
最近耳にした話では、同銀行で表面8%以下での取引もあるとのこと。
そのような物件を購入された方は今後どうするのでしょうか?
家賃保証があるうちは持ちこたえるのでしょうが。。
これまでも本ブログで何度も言っていますが、私の考えでは以下の通りとなります。
■新築区分
100%やってはいけない投資。
■中古区分
現金購入かリーマンショックのように相場が下がった時に仕込んで、売却益を狙う。今の相場で借入をして行う投資ではない。
■新築1棟
自分で土地を仕入れて、建設会社数社に見積を取り、自らコーティデートする、上級者向けの投資あるいは信頼のおけるコンサルと共同で行う。
ビルダーが提供する新築プレミアム付で表面7%とかは危険。
今後築10年以内の物件が激増するため、新築・築浅物件間での入居者獲得競争激化が想定される。
■中古1棟
修繕リスクや今後の物件競争力維持の見極めが大切になりますが、キャッシュフローおよび資産形成には一番適している。
家賃も落ち切っていることが多い。(築20年と築30年の賃料差はほぼ無)
※もちろん、何でも良いというわけではない。
情報というのは、発信側に何らかの意図があるものです。
その主催者側が何を目的に情報発信、セミナーを行っているのか、良く考える必要があります。
そういったことを良く理解いただいた上で、活況を呈している各種セミナーに参加されると良いと思います。
本日は以上となります。
大和財託株式会社
藤原 正明
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