社長ブログ〜積小為大〜
ガイアの夜明けを見て パート1
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
ご覧になられた方も多いかもしれませんが、先週火曜日にテレビ東京系列で放送されたガイアの夜明けの内容がかなりインパクトがありました。
ガイアの夜明け マネーの魔力3
紹介ページはこちら
見逃した方はビジネスオンデマンドで視聴できます。
視聴ページはこちら
内容は大きく3つあり、デート商法による被害の話、不動産投資関連(スルガ銀行を利用した悪徳不動産業者の話)、土地活用関連(大手アパートビルダーの建物不具合の話)となります。
デート商法以外の不動産関連の話については、私含めて業界の人たちからすると、周知の事実という感じで正直目新しさはないのですが、この業界の周知の事実(反対に言えば一般社会では知られてないこと)を民間放送局が地上波で流したことにとても意義があると思いますし、テレビ東京関係者に対して敬意を感じます。
私の立場から、個別の他社についてどうこう述べるのは、どうかと思うので全体的な感想として私の意見を書きます。
まずは不動産投資関連についてです。
番組で取り上げられていた内容は、ちょうど私が起業した2013年ごろから急速に業界で流行りだしたやり方です。
新中間省略登記と特定金融機関を組み合わせたスルガスキームという呼び名で業界内では知れ渡っていたやり方です。
このスルガスキーム(新中間省略)自体は否定されるものではなく法律でもその取引の合法性は認められています。
問題なのは、
①自己資金エビデンス加工がなされ、本来融資が出ない人でも融資ができてしまっていたこと
②購入する物件について嘘の情報が買主に提示されていたこと(入居状況など)
③物件そもそもが高すぎ、仮に満室であっても、キャッシュフローがトントンであったこと
にあります。
購入者の方は、将来の経済不安を払しょくするために何か資産運用を考えていて、広告なのかなんらかの形で、その不動産業者と接点を持ち、結果、どうしようもない物件を購入させられてしまっています。
業者側が一番悪いのは間違いないのですが、私個人的には、なぜこの購入者は騙されていることに気付かなかったのか、という疑問を頂いてしまいます。
というのも、
a.物件をほぼ見ずに購入している
b.詳細なキャッシュフローシミュレーションを自ら行っていない(満室でもキャッシュフローはかつかつという事実を確認していない)
c.5万円の自己資金で不動産投資ができると思ってしまっている
などなど、気になることが多々あるからです。
長年の取引があり信頼できるならまだしも、初めての取引であり、かつ、その方にとっても初めての不動産投資であったはずです。
もう少し、一歩立ち止まって、本を読むなり、最低でもぐぐったりすれば、この投資が危険であるということは判断できたのではと思えてなりません。
※これは完全に私見なのですが、一般的な社会人であれば、日々の仕事で様々なことを経験し、世の中のことを理解していくと思っていて、その経験があればこういったウマい話には裏があるということに判断がつかないのは何とも不思議でなりません。
これから不動産投資を行おうとされている方に、一つだけアドバイスをするとすれば、「向こうからやってきて、売り込んでくる儲け話には絶対乗らないこと」です。
※そのほか、不動産投資本を30冊も読めば大体のことはわかります。もちろん、私の本もお勧めです!
投資は自己責任として片づけられてしまいますので、ぜひ不動産投資をされたい方は良く知識武装して、物件善しあしの判断、業者の良し悪しの判断がつくようにしてください。
次回に続きます。
追伸:今日はぶっこみます。
業者を見分ける方法として、担当者がイケイケな感じ(時計や髪形、靴、スーツなどが派手)は避けたほうが無難です。
同業なので私には一秒でその人がどういう思考をもって仕事をしているかすぐにわかります。
大和財託株式会社
藤原 正明
藤原個人のTwitterを始めました。
不動産関連のつぶやきをしていますので
ぜひフォローくださいませ。(相互フォロー歓迎)
@fujiwaramasaaki
#不動産投資 #賃貸経営 #資産運用 #土地活用
#節税 #IPO #上場 #ベンチャー