社長ブログ〜積小為大〜
コロナ禍における入居者募集の変化
毎度お世話になります。
大和財託の藤原です。
先週は当社社員さんの結婚式に参加してきました。
東京本社でシニアコンサルタントとして活躍している新郎赤松君の結婚式です。
この数年で社員の多くが結婚し、結婚式に招待頂く機会もかなり増えたのですが、毎回結婚式は感動します。
現在進行形で社員の人生は当社でも流れていますが、過去そこに至るまでの経緯や、パートナーと出会うまでのストーリー、パートナーの歩んできた人生、ご両家両親の想いなど、感情を揺さぶります。
今回新婦ご友人のスピーチで、社員である新郎が東京に転勤になったので、その影響で新婦も東京に移住し、その友人がさみしい思いをしているということを聞いて、ちょっと申し訳ない気持ちになりました。
事業遂行をするのには私情は挟むべきではありませんが、会社を経営することは、社員とその家族・親友にも大小様々な影響を及ぼすことを改めて感じました。
影響を及ぼすからこそ、オーナー経営者としては社員の人生に責任を持たなければなりませんし、社員の皆さんには本当に幸せになってほしいと切に願っております。
そのためには物心両面を満ち足りるようにしなければならないので、仕事の楽しさと高い報酬をこれからも追及してまいります。
社員が幸せなら、お客様にもより良い仕事・サービスを提供でき、会社が継続していけるものと考えております。
さて、本題です。
「コロナ禍における入居者募集の影響」
についてです。
今年は新型コロナウイルス感染拡大により、世界中の人・企業に大きな影響がありました。
日本国内における賃貸経営も少なからず影響がありました。
当社の事業領域である都市部の住居の入居者募集について、この秋の繁忙期までの傾向を踏まえて考察してみます。
緊急事態宣言発令後は、全ての入居者層で動きが止まりましたが、発令下であっても引っ越し需要は少なからずあり、当社管理物件の動きはそれほど悪くありませんでしたし、移動が制限されるため、退去も少なかったです。
結果として入居率は上昇しました。
その後、夏を経て最近までの秋の繁忙期を終えてどうだったかといえば、
ほぼ全ての入居者セグメントにおいてコロナ前と何ら変化はなかった、
ということが実績となります。
社会人の転勤については、緊急事態宣言下においては完全に消滅していましたが、その後はそれまでの遅れを取り戻すかのごとく、転勤ニーズが増え当社においても転勤層の入居付はうまくできました。
日本人学生の引っ越しニーズ減少は多少あったようですが、学生専用の物件が当社管理物件には少ないこともあり影響は軽微でした。
一方、大きな影響があったのが特定の層の方の引っ越しニーズの消滅で、その層とは「留学生入居者」です。
留学生入居者は、コロナの影響でほぼ需要が消滅しています。
今海外からの往来が徐々に復活しつつあり、これから春に向けて徐々に動きが活発化しそうな様相ですが、コロナ後から現時点においては動きはほぼありませんでした。
当社管理物件においても、外国人留学生が主な入居者になっている物件がいくつかあるのですが、その物件の入居付は正直かなり苦戦しています。
周辺の競合物件は賃料を大幅に下げてきており、当社管理物件についてもオーナー了承のもと賃料を下げて、極めて少ない留学生の引っ越しニーズをなんとか取り込もうと取り組んでいます。
(対策を打ったことで、多少の改善は見られましたが、もう少し入居させたいところです)
コロナは一過性のもので、あと1年も経たないうちに正常に戻るとは思いますので、どの程度賃料を下げてまで少ない需要を取りに行くのか、よく検討しオーナー様と相談の上、来年春までの繁忙期を迎えたいと考えております。
※最近関係各所に情報収集していると、来春には海外往来が条件付きで復活しそうな感じで、現在は来春入学・入国に向けての手続きが進んでいるとのこと。
コロナは特殊な例ですが、特定の入居者属性に依存するのは、良いときには高稼働率を実現できますが、その需要が消滅するような事態が発生したときに、どうリカバリーできるのか、というのも今後の投資物件選びの検討材料となりそうです。
本日は以上です。
本年も本ブログをご覧いただき誠にありがとうございました。
少し早いですが良いお年をお迎え下さい。
※次回の更新は2021年1月9日(土)を予定しています。
大和財託株式会社
藤原 正明
藤原個人のTwitterを始めました。
不動産関連のつぶやきをしていますのでぜひフォローくださいませ。(相互フォロー歓迎)
@fujiwaramasaaki
▼今、資産運用は必須の時代!次世代不動産投資「みんなで資産運用」
▼土地の特性にあわせた活用方法で、相続税対策と収益性両方をかなえる土地活用を提案する一冊。