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社長ブログ〜積小為大〜

現場至上主義

2013.10.24

毎度お世話になります。

 

1週間ウエイトトレーニングが出来ず、禁断症状がでている大和財託の藤原です。

久しぶりのブログ更新となります。

 

本日は、「不動産業界は現場至上主義」というお話です。

 

当たり前の話ですが、最近傾向が変わってきたので書かせていただきます。

 

売り物件が不足する中、利回りが高かったり、残存が十分残ってるRC物件には、現地確認をしないままで買付を入れる人が少なからずいてます。

そして、そのまま成約まで進む人は、私の経験ではありません。

なので、当社では現地を見ていない方の買付は受付しておりません。

業者同士での交渉では、現場を見ていないのに価格の具体交渉することは、マナー違反ととらえられます。
(価格交渉の感触は事前につかみますが)

先日も大阪市内で利回りが相場以上の物件情報が入ったので、すぐに見に行ったのですが、物件のはす向かいに嫌悪施設(風俗店)があり、ご紹介を断念したばかりです。

不動産は他の消費財とは異なり、世の中に一つとして同じものはありません。

よって、物件購入の検討をするさいには、必ず現地確認をする必要があります。

当社では、お勧めできる物件がある場合は、詳細なキャッシュフローシミュレーションを作成し、お客様が投資判断しやすいようにしております。

これは、投資判断の際、リスクを含めた考えられる要素を全て数字に落とし込むことで、なんとなく良さそうだということでなく、投資成績を客観性をもって判断していただくためです。

しかし、いくらシミュレーション上、良い投資結果が導き出された場合であっても、その物件の良し悪しは判断できません。

最近はgoogleマップのストリートビュー等もあるので、物件概要書から概ねのことはわかると思います。

 

最終的には現場にいくことが大切です。

周辺環境を含め物件を現地で実際に見ることで、五感で物件を感じ判断できるようになります。

雰囲気とでもいいましょうか。

プロである私が言うのも変ですが、雰囲気は大切です。
そこには理屈などはありません。

前々職の三井不動産レジデンシャルの尊敬する先輩には、「グダグタ理屈を言う前に、お前現場見てんの?」とよく怒られたものです。
 

新築分譲マンション企画段階において、価格・間取りがどうだとか、競合がこうだ等、現場や周辺環境・競合物件を見もせずに、議論・判断する資格はない!ということでした。

とはいえ、収益不動産を購入する際、優良な物件で一般にオープンになっているものは、希望者同士の競争になりますので、すぐに動ける人が有利になります。

すぐに物件を見に行けない方は、相対で取引できる物件を不動産業者から優先的に紹介してもらえるような環境づくりをすれば、良い物件と巡り合える可能性が高まると思います。

 

【本日のまとめ】
投資分析も大切だが、最後は物件や周辺環境などの雰囲気を感じ取り、最終購入判断をすることが大切。

投資家の方それぞれのおかれている状況を考え、ご自身が取れる物件取得方法を検討する必要がありそうです。

本日は以上となります。

大和財託株式会社
藤原 正明

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