新版書籍のご案内

6月に入り、梅雨の気配を感じる季節となりました。
気温も高まり、個人的には更年期の影響か、すでに真夏のように感じています。

これまで仕事中は私服で自由に過ごしてきましたが、最近スーツに戻しました。
これは単なる気分転換ではなく、楽天グループの三木谷さんが楽天モバイル黒字化を目指しスーツに切り替えた、という話にも背中を押されたからです。
実際、スーツを着ることで気が引き締まり、仕事により真剣に向き合える感覚があります。
とはいえ、夏本番をどう乗り切るかは正直悩ましいところです。

当社は8月決算のため、6月からの第4四半期は毎年の勝負所。
現場の社員たちが忙しく立ち回ってくれており、頼もしく感じています。
おかげさまで今期も多くのお客様にご支持いただき、計画以上のペースで推移しており、やるべきことを徹底すれば売上・利益ともに大きく目標を超える着地が見えてきました。

私はというと、せっかちな性格もあり、今期の仕上げは実質的に専務以下の経営陣に任せ、すでに来期、さらにその先に視線を移しています。
（これを読んでいる役員・社員の皆さん、気を悪くしないでください。私の性分です。）

今後の新たな挑戦としては、エリアの拡大と既存とは異なる種類のアセットへの進出、それに伴う新しい顧客層の開拓、そして建築領域のさらなる進化を構想しています。
これまで撒いてきた種が着実に芽を出し、今後3～4年は既存事業だけでも十分に成長できる基盤が整いました。

しかし、私が目指すのは「日本を代表する企業」。
売上1兆円、経常利益1,000億円という数字を本気で追っています。

そのためには常に5年後、10年後を見据えて、今何をすべきかを問い続ける必要があります。

そして最近特に感じるのは、会社の成長とともに、社会や業界への影響力が確実に増してきたということ。
私たちの基準でつくる物件や仕事のクオリティが、やがて業界のスタンダードになっていく。
これは大いなる責任であり、同時に社会を少しでも良くしていく力になると信じています。

創業時に掲げた「圧倒的顧客ファースト」の理念は、今も一切ぶれていません。
私たちの仕事が、一人でも多くの人の役に立ち、「大和財託に出会えて良かった」と思っていただけるよう、これからも真剣勝負を続けていきます。

本題です。
お知らせとなります。

今月に新しい書籍を上梓します。

■書籍概要

　タイトル ： 収益性・節税・資産保全・相続対策まで完全網羅！ 不動産投資の成功法則
　著者 　　： 藤原 正明
　発行元 　： 株式会社クロスメディア・パブリッシング
　発売元 　： 株式会社インプレス
　監修　　 ： あいわ税理士法人
　発売日 　： 2025年6月13日(金)
　定価 　　： 1,518円（本体 1,380円＋税）

■Amazonリンクはこちら
※発売日は6/13(金)ですが、Amazonでは事前の予約購入が可能です。

　
　第1章 ： 押さえておきたい不動産投資の基礎知識
　第2章 ： 成功法則１「エリア」—— 安定したキャッシュフローを生み出すエリアの選び方
　第3章 ： 成功法則２「指標」—— 正しい理論で投資を判断する
　第4章 ： 成功法則３「物件」—— 不動産投資はアパート・マンション一棟買いがベスト
　第5章 ： 成功法則４「融資」—— 利益最大化を実現する融資戦略
　第6章 ： 成功法則５「管理」—— 賃貸管理に特化した不動産会社をパートナーに選ぶ
　第7章 ： 事例から学ぶ不動産投資の成功法則

本書は、Amazonではジャンル別ランキングで第一位を獲得し、ベストセラーにもなった『収益性と節税を最大化させる不動産投資の成功法則』の改訂版となります。

税負担や社会保障費の増加、トランプ米大統領の関税政策の影響による世界的な経済不安、さらには地政学的リスクの高まりなど、先行きの不透明感は一段と強まっている中、富裕層はもとより一般会社員に至るまで、幅広い方たちが「資産運用」や「不動産投資」に関心を寄せています。

ところが、誤った知識で不動産投資を行い、最終的にはマイナス収支になってしまったという人や、資産保全や税金対策のために買った物件が、その目的を果たさなかったり、目的は果たしたものの資産を受け継いだ方が苦しんだり、とケースが後を絶ちません。
本書はもともと「不動産投資で失敗する人をゼロにしたい」という私の願いのもと、2021年に刊行しました。
それから4年を経た今回の改訂版では、押さえておきたい不動産投資の基礎知識を整理したうえで、新たな視点を盛り込み、昨今の不透明な状況下において不動産投資を成功させるための「5つの成功法則」を紹介しています。

改訂版としてアップデートするために、新たに盛り込んだ内容は次の通りです。

1．会社員や医師、会社経営者、土地オーナー、富裕層など、幅広い層を対象とした内容
会社員が本業以外の収入源として不動産投資をスタートするケース、会社経営者が事業の安定化のために賃貸事業を始めるケース、保有している土地を活用して収益物件を建築するケース、あるいは相続対策や資産承継の一環として収益不動産を活用するケースなど、多様なニーズや課題に応じたアプローチを丁寧に解説しています。
具体的なイメージを持っていただくために、それぞれのご属性別で実際に収益不動産を活用した資産運用事例を多数紹介しています。

2．この一冊で不動産を活用した資産保全・相続対策が分かる
前書では、賃料収入によるインカムゲインを主としたキャッシュフロー（収益）を得られる物件の購入から運営などに関する成功法則を中心に展開してきました。今回の改訂では、そうした収益性・節税効果の解説に加え、「資産保全」や「相続対策」といった、より長期的かつ戦略的な視点を取り入れた構成にアップデートしました。
キャッシュフローを目的にしない不動産投資の場合の成功法則として、資産を守りながら着実に増やし、次世代へと円滑に承継していくための知識と実践方法を網羅しています。

3．金利や利回り感を現在の市況に沿ったリアルな数字に
近年、金融情勢の変化により金利上昇や融資審査の厳格化といった動きが加速しており、当社の顧客からも「今後の融資は大丈夫か？」「金利が上がると利回りはどうなるのか？」といった不安の声が増えています。本書では、こうした最新の市況を踏まえたうえで、現実的な数字とシミュレーションを用いて解説。昨今の不動産トレンドも織り込みながら、不動産投資を始める・続ける際の判断材料として役立つ、リアルな情報を盛り込んでいます。

当社はもうすぐ創業12周年を迎えます。
創業初期はキャッシュフローを目的とする会社員の方や、中小企業経営者の方が当社顧客のメインターゲットとなっておりましたが、近年は資産保全や事業承継・相続対策など、多様なニーズをお持ちの方にも顧客になっていただいております。

当社のこれまでの様々なノウハウと実績を、より多くの方にも知っていただきたいと考え、今回改訂版を出版することにしました。

この改訂版がきっかけとなり、1人でも多くの方が収益不動産の活用により、それぞれの成功を実現されれば、著者としてうれしく思います。

大和財託株式会社
藤原　正明