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社長ブログ〜積小為大〜

11年目の決算を終えて

2024.09.06

先月末をもって当社第12期の決算が終わりました。
当社は過去に3か月の変則決算期があるので実質11年目の決算となります。

創業以来連続の増収増益、過去最高の決算となりました。


期中に上方修正した目標である、売上220億円経常利益17億円を達成することが出来ました。


これもひとえに、

当社とお取り引きいただいているお客様の皆様
当社事業推進のサポートをいただいているお取引先の皆様
日々私のハードな要望に応え超えて来てくれる社員とそのご家族の皆様

のお陰です。

創業オーナー社長として皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございます。


第13期期初となった9月2日には全社員と打ち上げを行いました。


第12期は「REBUILD」をテーマに掲げていました。
これは当社が前期に企業リブランディングを実施し、次の10年で資産価値共創業として唯一無二の存在に一気に駆け上がるべく、会社を、組織を、業務フローなどあらゆるものを再度築き上げる決意を示したものです。
結果としてはまだまだ道半ばというのが率直な振り返りとなります。

事業面においては、アフターコロナ2年目も、急激な円安と資源高の経営環境でスタートしました。
私はこういう世界が来ると大方予測していましたのでコロナ禍中もやるべきことを粛々と行い準備してまいりました。
業界的には、二極化がより進んだ1年であったなと感じています。
付加価値を提供できない事業者の多くは経営難に陥り、一部の会社は倒産していきました。

当社においては過去数年間の種まきが芽を出し大きく成長した1年でありました。

今期においては、金利動向に注視しつつも、既存事業の更なる成長と新たな成長の種まきをしていく次第です。



今期のアクションスローガンは

です。

これまでは「スローガン」としていましたが、今期から「アクションスローガン」と変更しました。
会社からの外圧によって変化を促すのではなく、社員自らの内圧によって変化を生み出す方がエネルギーが高くなるであろう、という考えから、社員たちに起こしてほしいアクションをスローガンにすることにしたためです。

経営環境が刻々と変化し厳しくなっている状況下においても当社がこうして成長し続けてこれたのは、
世の中の常識を超えることをやり続けてきたからです。

社員各々の基準・水準で仕事をするならば、今後のさらなる成長は見込めなくなってしまうでしょう。
かといっていつまでも私がトップダウンで強引に引き上げることは、社員数を見ても不可能でしょう。
よって、社員自らが「ここまでやるか!」というレベル感で仕事を行う必要が今後の成長のためには欠かせないのです。
社員の成長を社員それぞれの意志に基づき促し実際に成長することで、総和として当社も大きく成長し続けられる。
そんな目的がこのアクションテーマにはあります。

今期の重点項目は以下の通りです。

大枠の方向性は、

既存事業の圧倒的成長と​、新規事業のマネタイズ化必達

となります。


①建築事業の圧倒的成長
②実需事業の圧倒的成長
③ビル・ホテル事業のマネタイズ化
④名古屋・福岡支店のマネタイズ化

詳細を説明します。




①建築事業の圧倒的成長

8年前に木造新築アパートを自社で建築できるように成ろうと、無謀な挑戦をスタートしました。
外部の建設会社に建築を外注するとどうしても原価が高くなってしまい、顧客が儲かる利回りで物件を提供できないからです。

不動産業と建設業は似て非なるものです。不動産業の大胆さは建設業においては致命傷になるのです。

幸い、私自身が理系の技術屋(機械工学)出身ということもあり、中途で採用した建築のプロ社員たちの意見を聞きながら
設計・施工体制を毎期コツコツと築いていくことが出来ました。

5年前からはRC造の建築内製化にも着手しモノにしてきました。

もともとは自社で用地を仕入れて開発するときの原価低減を目的に建築内製化をしましたが、この建築機能を活かした建築営業が今後大きく伸びていきそうです。

土地オーナーの遊休地の活用の他、大手デベロッパーからの建築依頼の引き合いも多く、木造・鉄骨造・RC造のフルラインナップでニーズに応えていきます。



②実需事業の圧倒的成長

前期から実需事業を開始しています。
大きく二つあり、一つは新築戸建の建売事業、もう一つは中古の分譲ファミリーマンションの買取リノベ再販事業です。

大阪本社で事業をスタートさせ、前期下期から東京本社でも行っています。

新築戸建建売事業に関しては、競合他社の在庫だぶつきにより価格競争が厳しくなかなか事業としては難しさを感じており、立地を厳選して開発を進めていく方針です。

一方、実需マンションの買取再販事業は自社に建築機能があることから内装リノベーション工事が高品質低価格で実現できます。そのため価格競争力があり、仕入れおよび販売が好調です。

東京本社において本事業が通期で稼働することから今期は大きく伸長しそうです。



③ビル・ホテル事業のマネタイズ化

前期から新規事業として新たなアセットの取り扱いを行っています。
オフィスビルとホテルです。

オフィスビルは新築中古問わず仕入れてバリューアップして投資家に販売し、その後のビル管理も自社で行います。
ホテルは自社で用地から開発したり、あるいは既存のホテルを買取、バリューアップして投資家に販売、その後の運営も自社で行います。

どちらの事業もまだ芽は出ていないですが、前期1年を通じて当社の勝ち筋は見えたので今期には成果が出ることを確信しています。



④名古屋・福岡支店のマネタイズ化

全国展開を加速させていきます。
昨年6月に名古屋に進出し、今年10月には福岡支店を出します。

名古屋支店に関しては、木造新築アパート用地を中心に1棟中古マンションの買取も順調に進んでおり、
仕入れ・設計・施工という各機能を受け持つ社員の採用も出来ており、今期大きく成長するでしょう。
新築物件だけで言えば、今期30棟の完工引渡の見込みです。

福岡についてはすでに事前調査は完了しており、競合も多いながらも当社の強みが発揮できればこの市場で圧勝できると思います。
福岡に関しては土地柄RCマンションが特に強みを発揮できそうです。


以上の他にも、水面下で様々な事業を走らせています。


当社は「資産価値共創業」として唯一無二の存在を目指しています。
顧客・取引先・会社(社員)というステークホルダーと資産あるものをステークホルダーと共に創り上げ、金銭的・精神的潤いを循環させ、その輪を大きくしていくのです。



これからも皆様のご期待に応えるべく、私自身滅私奉公の精神で事業に向き合い、正しくもがいてまいります。

大和財託株式会社
藤原 正明

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