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物件を検討する際の正しい空室率の考え方とは?
空室率20%というのは、過大に安全を見すぎです。
安全率を多く見積もるのは良いのですが、それでは良い物件が購入できなくります。
適正な負荷をかけて投資判断する必要があります。
当社の考えでは、年間空室率は5~10%程度見ておけば十分負荷をかけているとらえています。
ポイントは、すべてを年単位で計算するということです。
1K×10戸の物件をモデルとして考えてみましょう。
上記物件の年間貸し出し可能戸数は
10戸×12ヶ月 = 120戸(年間)
年間空室率が20%ということは、年間延べ空室数は
120戸×20% = 24戸
となります。
これは、つぎのようなケースとなります。
2戸が12ヶ月間空室であった
4戸が6ヶ月間空室であった
6戸が4ヶ月間空室であった
これはありえない状況です。むしろ明らかにエリア自体か管理手法に問題があるか、
事件・事故物件でないとまず現実的でないと考えられます。
一方年間空室率が10%の場合を考えてみましょう。
年間延べ空室数は
120戸×10% =12戸
となります。
具体的には、
2戸が6ヶ月間空室であった
3戸が4ヶ月間空室であった
6戸が2ヶ月間空室であった
となり、ちょっと入居付けに苦戦する物件ではありえる想定です。
このように、適切な負荷をかけることで、正しい投資シミュレーションができ、
利益を生み出す優良物件を購入できるようになります。
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