近年は、住みやすさやセキュリティ、利便性といった理由から、分譲マンションに住む方が増えています。分譲マンションの数が増え続ける一方で、マンション管理を面倒なものと感じ、理事会役員になりたがらない――いわゆる「なり手不足」が社会的な問題となっています。
本書では、なり手不足の問題をどう解決すればいいのか、管理会社をどう頼ればいいのか、来るべき大規模修繕をどう進めればいいのかなど、具体的なマンション管理のポイントについて解説します。
さらに、適切に管理されたマンションは、市場価値や資産価値の向上が期待できます。だからこそ管理組合並びに理事会に携わる方たちには、これを機にマンション管理のポイントをぜひ学んでいただければと考えています。
多くの理事会は管理会社から請求される高額な管理費・修繕積立金・各種修繕費用に頭を悩ませ、円滑な運用ができていないのが実情です。マンションの販売時には購入してもらいやすいように修繕積立金を低く抑え、徐々に値上げしていく長期修繕計画が作成される事も少なくありません。
だからこそ、本書によってそういったトラブルを回避し、ご自身のマンションの管理に関する悩みを解決し、マンションの資産価値を最大限に高め、いつまでも快適に暮らせるヒントを得ることができれば著者として嬉しく思います。
1人でも多くの人に読んでいただきたい一冊です。
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章